どうも、ゆとり世代です。
今回は私がオタクと自称するまでにアニメを見るようになった、人生の分岐点となった作品についてご紹介します。私はいわゆるアニオタですが、特に一つの作品に固執することはほとんどないです。特定のジャンルだけのアニメを見ることもないですし、漫画やラノベや小説も、見たり読んだりします。物語を好むので、新書やハウトゥー本はあんまり読まないです。
では早速ですが時系列でご紹介します。ネタバレはしない方向で書きます。
ゲームが大好き、比較的インドア小学生時代
小学生ではあまり分岐点となるものはないですね。よくあるジャンプ系の作品を読んでました。当時読んでいて、今でも色あせないのが以下の二作品です。
HUNTER×HUNTER
何回読み返したか分かりません。念能力が使えるというファンタジーな世界なのですが、その設定を緻密に練り上げ、枠組みの中で可能な限りの知恵を盛り込み、非常に魅力的な展開を作り出しています。あの時は、本気で念が使えると思いましたね。ちなみに私は強化系です。
封神演義
私が思い浮かべる、やる気なし系頭脳派最強主人公は、銀英のヤン・ウェンリーと、この作品の主人公)太公望スースです。この作品のオチって最強すぎませんか? 個性的なキャラ、分かりやすく特徴的な絵、そして最後まで読んだ後のいつの間にか全員のキャラを許している感。もう、漫画史に残るトップレベルの作品です。
陰キャ系、卓球男子中学時代
この時代もさして分岐点はないでしょうが、当時熱中していたアニメといえばこれ。
鋼の錬金術師
原作が途中までしかなくて、アニメの後半はオリジナル展開でした。オリジナル展開ってだいたい失敗するの多いじゃないですか? でもこのアニメは違います。原作漫画を読破した後でも、オリジナル設定もアリと思わせるほどです。原作漫画って、正直ケチつけるところないほど完成していますが、こっちも面白いんです。アニメだけでいえば、ギャグ多めのFULLMETAL ARCHEMISTよりもこっち派の人間です。
魔法少女隊アルス
皆さんこれご存じですか? 天才テレビ君(wiki見たら天才ビット君ってなってたので多分そっちが正解です)の間にあった15分アニメです。大学生になってからも見返したので、当時どう感じていたのか詳細に覚えていないのは残念ですが、とにかく続きが気になってまるで絵本のようなわくわくする話だったことは覚えています。絵が独特なんです。あと、タイトルの通り魔法の話なんですが、なんというか宮部みゆきさんの”ブレイブストーリー”に近い感じの展開です。魔法がメインではなく、それを通して現実世界と折り合いをつけていく展開に心惹かれます。興味のある方は是非。
実はここが分岐点、高校時代
今思えば、この時に出合った作品が分岐点だったのかもしれません。当時、深夜アニメなんて深夜にやってるアニメだろ、ぐらいな知識の中で(今日日”深夜アニメ”という言葉はジャンルとして分ける分類名だろと言いたい)、夢中になった作品です。まずはこちら
無人惑星サヴァイブ
後でwiki調べて分かりましたが、これって再放送だったんです。再放送では深夜にやっていました。もうね、本当に面白かった。放送開始時には殺意がわくほど嫌いだったキャラクターが、終盤にかけて見違えるほど格好よくなる。これってNHKの作品なんです。結構な数のNHK作品を見てきましたが、共通して言えるのは、キャラクターが魅力的ってことです。いやほんとに、ハワードが。あのハワードが…。一見の価値ありです。
ふたつのスピカ
これもそこまで有名ではないかもです。当時深夜で再放送でやってて、確かサヴァイブの前か後だったような気がします。アニメで知って漫画を読んだんのですが、ヤバいです。このふたつのスピカ、主人公が宇宙飛行士を目指す漫画なのですが、もうね、その純粋っぷりたるや、邪な想いから何から全て浄化してくれるお話しになっています。夢について真摯に向かい合った最高の作品です。今の仕事でも少しは頑張ろうって気になります。
電脳コイル
今思えば、これがアニメ好きとなるきっかけを作った作品かもしれません。メガネを通じて今の情報世界を視覚的に捕らえることのできる世界観です。これもNHKです。前半は世界観を良く見せるための日常パート+後半に向けた物語の土台作りとなる布石を散りばめて構成されています。都市伝説という、馴染みやすい題材と練り込まれたSF設定が見事にマッチし、程よい青春感と壮大なミステリーをもって、厨二心をくすぐる最高の作品です。本当に、オススメです。
アニオタまっしぐら、大学時代
実は、高校時代までは深夜アニメとかほとんど知りません。サヴァイブやスピカも、深夜アニメとして意識して見た訳ではありません。ハルヒやらき☆すた、ギアスなんかも知りませんでした。また、少し遅いですが、ニコニコ動画を見始めたのもこの時期です。友達からオススメされました。そいつは今では全く見なくなっているようです。
はてさて、この時は本当に沢山のアニメを見てきました。その中でもある種の分岐点となったのは次の作品。
魔法少女まどか☆マギカ
それまでは、重厚なSF作品ばっかみていました。ストーリー重視な、深そうなやつですね。lain やら妄想代理人やら、なんか意識高そうなものばかり見ていました。ちなみに、ネットで評価されていますが、lainはちっとも面白くありませんでした。
遅くなりました。まどマギですね。ストーリーの複線回収は見事というほかないでしょう。虚淵玄さんの名前はここで知りました。これが何の分岐点かというと、絵なんですよね。萌え絵っぽい作品(蒼樹うめさんすいません)は基本避けていました。それがこの作品で、良い意味で崩壊しました。ストーリー半端なく面白過ぎて、絵に対する閾が一気になくなったのです。そこからというもの、CLANNADを始めとしたkeyの作品だったり、けいおんやらきすたといった日常系作品も片っ端から見ていきました。
シュヴァリエ
これ知ってます? Production I.G の作品なんですが、あまり認知度はないかもしれません。しかし、キャラクターとストーリーが半端なく素晴らしい。ジャンルとしては、大河系ハイファンタジーミステリーとでも言いましょうか? 王家の詩をめぐって、登場キャラクターのそれぞれが、それぞれの目的を持って一貫して紡がれるストーリー。詞で紡がれる呪術的な行為が超格好いいんです。めちゃくちゃ面白いです。これはもう、まだまだ面白いアニメは存在すると、体現してくれた作品でした。
とらドラ!
リアルタイムではありませんが、大学生のときにとらドラ!を見て衝撃を受けました。好きな作品全部に共通しますが、キャラクターが生き生きしているのが好きなんです。あと、すっごく(精神的に)成長する系と。このアニメも例外ではありません。キャラクターの表情がすっごくいいです。みのりんとあーみん最高です。そして、ラノベを読むきっかけとなったのが、この作品となります。ラノベ全部読みましたが、やっぱり私はアニメ版のラストが好きですね。
そして社会人の現在…
大学生のときに比べると、時間的な余裕が激減して見る機会が減りました。タイムリーなアニメは良いんですが、特に、過去作品は全く見なくなりました。一方で、結構有名な過去作品見つくしてしまった感があるので、二周目とかが多くなりましたね。攻殻とかギアスとか。面白いものは何度見ても面白い。
オタクというキーワードをタイトルに設定しておきながら、今まで一度も触れることなく記事を書いてきたので、一度挟んでおこうと思い書きました。本当はAmazon の広告通ってから書きたかったのですが、まあそれはまたの機会にしておきます。
では、よいオタクライフを(^_^)ノ